注目馬主
2023/07/25
牧場主としては珍しく、慶応大学の法学部を出ています
ミルファーム
本業: 競走馬の生産と育成
今週の主な登録馬:
カヨウネンカ(クイーンS・STV賞)
キタウイング(クイーンS)
アンタノバラード(アイビスSD)
オリアメンディ(アイビスSD)
トキメキ(アイビスSD)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
浦河にある「ミルファーム」は、できたのが1996年という、どちらかと言えば新しい牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を荻伏の方に向かって進んで、「エネオス」のガソリンスタンドがあるT字路を右に曲がって、それから2キロくらい走ると右側に見えてきます。
代表の清水敏(さとし)さんは、1988年に慶応大学法学部の法律学科を卒業した後、「野村証券」の岐阜支店や大阪支店の事業法人部で働いて、そこを辞めた後は、1994年から3年ほど「ビッグレッドファーム」で働いて、それから「ミルファーム」を立ち上げたという、牧場主としては珍しい経歴の持ち主で、今は、牧場を切り盛りしながら、「JAひだか東」の理事と、「福島馬主協会」の理事もやっていますから、周りから頼りにされているのでしょう。
今の「ミルファーム」は、浦河に「本場」と「オーシャンビューファーム」を、千葉県の市原市に「ミルファーム千葉」を構えていて、今までに300頭以上を生産しています。
この中で代表的な存在と言えば、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンの名前が挙げられるでしょう。
確か、2003年にJRAの馬主資格を持つ「オーナーブリーダー」になった「ミルファーム」は、2012年に「12勝・獲得賞金1億6172万円」という成績を残すと、それからは毎年2ケタの勝ち星を上げていて、2020年は、「19勝・獲得賞金3億6431万円」という好成績を残していました。
でも、一昨年は「14勝・獲得賞金3億1001万円」という成績で、前の年を大きく下回ってしまいましたから、去年は、「ミルファーム」の関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、去年は、ビリーバーを使ったアイビスSDで、持ち馬では初めての重賞勝ちを飾っていますし、その他にも、キタウイングで新潟2歳Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、稼いだ賞金は「4億3124万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。
そして今年は、キタウイングでフェアリーSを勝って、いいスタートを切っていましたし、2月は勝てなかったんですが、7月だけで5勝を上げるなど、先週までに全部で14勝を上げていて、稼いだ賞金は「3億3933万円」と、もう去年の8割近くになっています。
もちろん、今は「ミルファーム」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
それに、「ミルファーム」は、「競走馬セール」に参加することが多くて、去年は、
■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
7頭を2134万円で落札
■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を814万円で落札
■10月17日(月)~18日(火)の「HBAオータムセール」
3頭を528万円で落札
と、計15頭を総額3476万円で落札していました。
(落札金額は全て税込)
当然、去年までの状況を考えたら、今年も、これから行われる「競走馬セール」に参加するのでしょうから、今は牧場の関係者全員が、「今後に向けて、落札資金を稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにキタウイング、1着賞金が4100万円のアイビスSDにトキメキなど、特別レースに5頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
本業: 競走馬の生産と育成
今週の主な登録馬:
カヨウネンカ(クイーンS・STV賞)
キタウイング(クイーンS)
アンタノバラード(アイビスSD)
オリアメンディ(アイビスSD)
トキメキ(アイビスSD)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
浦河にある「ミルファーム」は、できたのが1996年という、どちらかと言えば新しい牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を荻伏の方に向かって進んで、「エネオス」のガソリンスタンドがあるT字路を右に曲がって、それから2キロくらい走ると右側に見えてきます。
代表の清水敏(さとし)さんは、1988年に慶応大学法学部の法律学科を卒業した後、「野村証券」の岐阜支店や大阪支店の事業法人部で働いて、そこを辞めた後は、1994年から3年ほど「ビッグレッドファーム」で働いて、それから「ミルファーム」を立ち上げたという、牧場主としては珍しい経歴の持ち主で、今は、牧場を切り盛りしながら、「JAひだか東」の理事と、「福島馬主協会」の理事もやっていますから、周りから頼りにされているのでしょう。
今の「ミルファーム」は、浦河に「本場」と「オーシャンビューファーム」を、千葉県の市原市に「ミルファーム千葉」を構えていて、今までに300頭以上を生産しています。
この中で代表的な存在と言えば、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンの名前が挙げられるでしょう。
確か、2003年にJRAの馬主資格を持つ「オーナーブリーダー」になった「ミルファーム」は、2012年に「12勝・獲得賞金1億6172万円」という成績を残すと、それからは毎年2ケタの勝ち星を上げていて、2020年は、「19勝・獲得賞金3億6431万円」という好成績を残していました。
でも、一昨年は「14勝・獲得賞金3億1001万円」という成績で、前の年を大きく下回ってしまいましたから、去年は、「ミルファーム」の関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、去年は、ビリーバーを使ったアイビスSDで、持ち馬では初めての重賞勝ちを飾っていますし、その他にも、キタウイングで新潟2歳Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、稼いだ賞金は「4億3124万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。
そして今年は、キタウイングでフェアリーSを勝って、いいスタートを切っていましたし、2月は勝てなかったんですが、7月だけで5勝を上げるなど、先週までに全部で14勝を上げていて、稼いだ賞金は「3億3933万円」と、もう去年の8割近くになっています。
もちろん、今は「ミルファーム」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
それに、「ミルファーム」は、「競走馬セール」に参加することが多くて、去年は、
■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
7頭を2134万円で落札
■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を814万円で落札
■10月17日(月)~18日(火)の「HBAオータムセール」
3頭を528万円で落札
と、計15頭を総額3476万円で落札していました。
(落札金額は全て税込)
当然、去年までの状況を考えたら、今年も、これから行われる「競走馬セール」に参加するのでしょうから、今は牧場の関係者全員が、「今後に向けて、落札資金を稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにキタウイング、1着賞金が4100万円のアイビスSDにトキメキなど、特別レースに5頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
2023/07/25
宮崎県の「シーガイア」を擁する「フェニックスリゾート株式会社」などが傘下です
里見治(はじめ)氏
本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
サトノセシル(クイーンS)
サトノファビュラス(アイビスSD)
サトノシャローム(阿寒湖特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
里見治(はじめ)オーナーの本業は、「セガサミーホールディングス株式会社」(東証プライム上場)の代表取締役会長です。
現在、同社の代表取締役社長グループCEOは、オーナーの長男である治紀(はるき)氏が務めております。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、
■パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」
■ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」
■「名探偵コナン」や「それいけ!アンパンマン」や「ルパン三世」といったアニメ作品の制作を手掛けている「株式会社トムス・エンタテインメント」
■宮崎県にある日本有数の複合施設・「フェニックス・シーガイア・リゾート」を擁する「フェニックスリゾート株式会社」
などを傘下に収めており、2023年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3896億3500万円」という数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、これまでにJRAで、自身の名義と「サトミホースカンパニー」の名義で馬を走らせており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という「完全に右肩上がり」の成績を残していて、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、その後は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8721万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
2020年→41勝・獲得賞金9億6202万円
2021年→38勝・獲得賞金7億8519万円
2022年→19勝・獲得賞金5億0591万円
という形で数字が低迷しておりましたので、今年を迎えるにあたり、里見オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えていたことでしょう。
実際、今年は、サトノグランツで京都新聞杯を制するなど、先週までに20勝を上げ、早くも昨年の勝利数を上回っており、獲得賞金は「4億0861万円」と、昨年の8割以上となっております。
当然、現在の里見オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月16日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を1936万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
9頭を10億0870万円で落札
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3850万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
3頭を1億5950万円で落札(1頭は繁殖牝馬)
と、計14頭を総額12億2606万円で落札していた上、今年も既に、
■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を825万円を落札
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
13頭を10億6810万円で落札
と、計14頭の落札に総額10億7635万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにサトノセシル、1着賞金が4100万円(同3280万円)のアイビスSDにサトノファビュラスなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
サトノセシル(クイーンS)
サトノファビュラス(アイビスSD)
サトノシャローム(阿寒湖特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
里見治(はじめ)オーナーの本業は、「セガサミーホールディングス株式会社」(東証プライム上場)の代表取締役会長です。
現在、同社の代表取締役社長グループCEOは、オーナーの長男である治紀(はるき)氏が務めております。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、
■パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」
■ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」
■「名探偵コナン」や「それいけ!アンパンマン」や「ルパン三世」といったアニメ作品の制作を手掛けている「株式会社トムス・エンタテインメント」
■宮崎県にある日本有数の複合施設・「フェニックス・シーガイア・リゾート」を擁する「フェニックスリゾート株式会社」
などを傘下に収めており、2023年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3896億3500万円」という数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、これまでにJRAで、自身の名義と「サトミホースカンパニー」の名義で馬を走らせており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という「完全に右肩上がり」の成績を残していて、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、その後は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8721万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
2020年→41勝・獲得賞金9億6202万円
2021年→38勝・獲得賞金7億8519万円
2022年→19勝・獲得賞金5億0591万円
という形で数字が低迷しておりましたので、今年を迎えるにあたり、里見オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えていたことでしょう。
実際、今年は、サトノグランツで京都新聞杯を制するなど、先週までに20勝を上げ、早くも昨年の勝利数を上回っており、獲得賞金は「4億0861万円」と、昨年の8割以上となっております。
当然、現在の里見オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月16日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を1936万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
9頭を10億0870万円で落札
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3850万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
3頭を1億5950万円で落札(1頭は繁殖牝馬)
と、計14頭を総額12億2606万円で落札していた上、今年も既に、
■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を825万円を落札
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
13頭を10億6810万円で落札
と、計14頭の落札に総額10億7635万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにサトノセシル、1着賞金が4100万円(同3280万円)のアイビスSDにサトノファビュラスなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
2023/07/25
「メイショウマンボの生産牧場」としてお馴染みですね
高昭(こうしょう)牧場
本業: 競走馬の生産
今週の主な登録馬:
ミスニューヨーク(クイーンS)
担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA
創業されたのが1965年という、もう50年以上も続いている「高昭牧場」(住所:北海道浦河郡浦河町字野深364)は、静内の方からですと、国道235号をずっと東に進んで、荻伏の郵便局を過ぎたところにある「荻伏町」の交差点を左に曲がって、15分ほど走ったところにあって、今の社長は3代目の上山泰憲さんです。
弟の浩司さんは、2006年のオークスと秋華賞を勝ったカワカミプリンセスを生産したことでお馴染みになった、「三石川上牧場」の代表なんですよ。
「高昭牧場」の生産馬で、私が真っ先に思い付くのは、2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯を勝ったメイショウマンボでして、この馬がオークスを勝った時、上山さんは、まず、松本好雄オーナーが地元の兵庫県明石市で開いた祝勝会に出席してから急いで浦河に戻って、牧場の事務所のドアを開けた瞬間、お祝いのお花やお酒がギッシリと並んでいたのを見て、「本当にウチの馬がGIを勝ったんだ」と感激したそうです。
その他では、2016年のチャレンジCを勝ったマイネルハニーや、2019年のラジオNIKKEI賞を勝ったブレイキングドーンも、「高昭牧場」の生産馬です。
ちなみに「高昭牧場」は、40年以上も前からJRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーで、2001年には、ルスナイクリスティでファルコンSを勝つなど、9勝を上げて、今まで一番多い「1億5001万円」の賞金を稼いでいましたし、次の年は、今までで一番多い10勝を上げて、「1億4228万円」の賞金を稼いでいました。
それから2019年までは、物足りない数字が続いてしまったんですけど、その後は、
2020年→6勝・獲得賞金7910万円
2021年→5勝・獲得賞金1億1619万円
と、巻き返しに成功していましたし、特に一昨年は、ミスニューヨークを使ったターコイズSで、ルスナイクリスティを使った2001年のファルコンS以来の重賞勝ちを飾ったんですよ。
でも、去年は、ミスニューヨークを使ったターコイズSで、このレースの連覇を達成しましたけど、他のレースを一つも勝てなかったので、稼いだ賞金は「7229万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたし、今年は更に状況が悪くなっていて、先週までに2勝を上げていますけど、どちらも未勝利戦ですから、稼いだ賞金は「3266万円」と、まだ去年の半分以下です。
そんな訳で、私が「高昭牧場」の関係者でしたら、「賞金の高いレースを勝って一気に巻き返したい」と考えますし、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにミスニューヨークを登録していますので、「完全に勝負懸かり」と考えるべきでしょうね。
本業: 競走馬の生産
今週の主な登録馬:
ミスニューヨーク(クイーンS)
担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA
創業されたのが1965年という、もう50年以上も続いている「高昭牧場」(住所:北海道浦河郡浦河町字野深364)は、静内の方からですと、国道235号をずっと東に進んで、荻伏の郵便局を過ぎたところにある「荻伏町」の交差点を左に曲がって、15分ほど走ったところにあって、今の社長は3代目の上山泰憲さんです。
弟の浩司さんは、2006年のオークスと秋華賞を勝ったカワカミプリンセスを生産したことでお馴染みになった、「三石川上牧場」の代表なんですよ。
「高昭牧場」の生産馬で、私が真っ先に思い付くのは、2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯を勝ったメイショウマンボでして、この馬がオークスを勝った時、上山さんは、まず、松本好雄オーナーが地元の兵庫県明石市で開いた祝勝会に出席してから急いで浦河に戻って、牧場の事務所のドアを開けた瞬間、お祝いのお花やお酒がギッシリと並んでいたのを見て、「本当にウチの馬がGIを勝ったんだ」と感激したそうです。
その他では、2016年のチャレンジCを勝ったマイネルハニーや、2019年のラジオNIKKEI賞を勝ったブレイキングドーンも、「高昭牧場」の生産馬です。
ちなみに「高昭牧場」は、40年以上も前からJRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーで、2001年には、ルスナイクリスティでファルコンSを勝つなど、9勝を上げて、今まで一番多い「1億5001万円」の賞金を稼いでいましたし、次の年は、今までで一番多い10勝を上げて、「1億4228万円」の賞金を稼いでいました。
それから2019年までは、物足りない数字が続いてしまったんですけど、その後は、
2020年→6勝・獲得賞金7910万円
2021年→5勝・獲得賞金1億1619万円
と、巻き返しに成功していましたし、特に一昨年は、ミスニューヨークを使ったターコイズSで、ルスナイクリスティを使った2001年のファルコンS以来の重賞勝ちを飾ったんですよ。
でも、去年は、ミスニューヨークを使ったターコイズSで、このレースの連覇を達成しましたけど、他のレースを一つも勝てなかったので、稼いだ賞金は「7229万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたし、今年は更に状況が悪くなっていて、先週までに2勝を上げていますけど、どちらも未勝利戦ですから、稼いだ賞金は「3266万円」と、まだ去年の半分以下です。
そんな訳で、私が「高昭牧場」の関係者でしたら、「賞金の高いレースを勝って一気に巻き返したい」と考えますし、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにミスニューヨークを登録していますので、「完全に勝負懸かり」と考えるべきでしょうね。
2023/07/25
過去には桜花賞馬のレッツゴードンキなどを所有しております
廣崎利洋氏
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
グランスラムアスク(クイーンS)
ステイブルアスク(ポプラS)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
馬主としての廣崎オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、2015年の桜花賞を制したレッツゴードンキや、2018年の小倉2歳Sと京王杯2歳Sを制したファンタジストなどが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それから一昨年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでいたため、昨年の廣崎オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、今年は状況が一変しており、先週までに14勝を上げているものの、重賞を勝てていないこともあり、獲得賞金は「2億2052万円と、まだ昨年の3割ほどに留まっております。
当然、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月16日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を2981万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
7頭を4億8290万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を4290万円で落札
と、計9頭に総額5億5561万円を投じていた上、今年も、
■5月12日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を4070万円で落札
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
3頭を4億3010万円で落札
と、計4頭に総額4億7080万円を投じております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
このような中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにグランスラムアスクなど、特別レースに2頭を登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、この2頭を預けている矢作先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
グランスラムアスク(クイーンS)
ステイブルアスク(ポプラS)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
馬主としての廣崎オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、2015年の桜花賞を制したレッツゴードンキや、2018年の小倉2歳Sと京王杯2歳Sを制したファンタジストなどが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それから一昨年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでいたため、昨年の廣崎オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、今年は状況が一変しており、先週までに14勝を上げているものの、重賞を勝てていないこともあり、獲得賞金は「2億2052万円と、まだ昨年の3割ほどに留まっております。
当然、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月16日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を2981万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
7頭を4億8290万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を4290万円で落札
と、計9頭に総額5億5561万円を投じていた上、今年も、
■5月12日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を4070万円で落札
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
3頭を4億3010万円で落札
と、計4頭に総額4億7080万円を投じております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
このような中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のクイーンSにグランスラムアスクなど、特別レースに2頭を登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、この2頭を預けている矢作先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。